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       「桜」


   今年の桜は、
3月中旬頃から近くの桜並木で様子見をしていたのに、
寒さのぶり返しで、待たされることになりました。
その間ちょっとしたことで体調を崩し、さて今日(3日)からは大丈夫と、
張り切って洗濯物を干したその足を、庭の沓脱石から踏み外し、
みごと捻挫であえなく布団へ逆戻り。

   楽しみにしていた箱根・入生田の花見は、
露と消えたかに思えたその時、
我が家の西窓から見事な山桜の尾根を発見しました。
いつもの景色、いつもの二百メートルとは離れていない迫った尾根にです。

   そして何より、尾根の下、
窓の真ん前にごく薄いピンクの桜が颯爽と咲いているのを発見しました。
樹齢2、30年は超えると思えるその桜が、
山の雑木を従えて凛と盛りを誇っています。

   お向かいの大邸宅は純和風の凝ったつくりで、
後ろの山に生えたその桜は屋根の上です。
おまけに前人未到の急斜面なので、桜の姿全体が見えます。
景色は自然ばかりでない、人の生活がひっそり伺えて、文化漂う。
わたし好み。

   邪魔も不足もない景色のあまりの美しさに、
窓を開け放ち、
捻挫で動けないわたしは奇跡のように、
こたつに入って日がな一日お花見を楽しむこととなりました。

   ついでに、ままよとガラス屋さんに頼んで、
それまでの曇りガラスを四枚透明ガラスにするという
贅沢に出ることにしました。
これで西側一面ひと山の景色を、
誰はばかること無く、
愛でていられることになりました。

   これをお読みの方々には、なんのこっちゃと
事情が飲み込めないかもしれませんね。
三度目の春にして、
鎌倉のアパート仕様の我が家は花見ができる家だと知ったのです。
一体これまで何を考え、この地に住んでいたのでしょう。
何を感謝してきたのでしょう。

   ここの大家さんが亡くなって、もう二年になります。
彼女の最後の夢が桜を上空からみるというものでした。
生前も理解できなかった彼女の親切が、
ここにきてやっと深く大きく理解できるようになっているのだと思います。

   あまりに日常に埋没し過ぎて、自分に夢中。頭ばかりの空回り。
それに鉈を振るうべく、
体調不良と足の捻挫のハップニングで先に行けず、
立ち止まったそこにあったのが、この家の花見と。。。。。
  
   そういえば、4年前。
島田から乗った大井川鉄道のSLとアプト式電車の車窓は、
忘れられない思い出の桜見物でした。
救急車二時間で入院した島田の病院を、退院したのが丁度花見時でした。
病み上がりの身に、予想を超えたなつかしい日本の原風景が、
駅から駅へと変化して行きます。
丁度頃合いの桜並木が、
新緑の山を越え、谷を超え、川を超えて延々続きました。
この車窓の景色に慰められ励まされて、
その時住んでいた我が家に辿り着きました。
もう一度やり直しが効くかも知れない。。。。
桜の花が思わせてくれたのでしょう。
後にも先にも大井川鉄道に乗ったのは、このときだけになりましたが。

   今年も時と処を変えて、
桜はわたしを死と再生へと誘ってくれました。
この世を愛でることと感謝の心はひとつなんですね。

   急な暖かさも加わって、
鎌倉の山をなでる海風は、
桜の花びらをも舞わせてきました。
あと何日、この花見を楽しめるでしょうか。
午後を過ぎるとくだんの桜に陽は差さず、透明感を増して幻想的です。

   それとは対照的に、
屋根の軒先を隠すもみじは真っ赤な若芽を付けています。
気付けば次へと場面は、はじまっています。
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テーマ:夢に表れる心と身体と霊性の状態からその対処法を知る。 - ジャンル:心と身体

【2009/04/08 05:51 】
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